~白鳥忌(はくちょうき)~
天正十二年(1584年)六月七日
羽州谷地城主 白鳥十郎長久
出向いた山形城で永眠
じつにこの世では
怨みが、怨みによって消えることは、ついにない。
怨みは、怨みを捨てることによってこそ消える。
これは普遍的真理である。
わたしたちは、必ず死ぬ運命にある。
人々はこのことを理解していない。
しかし、人がこのことを意識すれば
争いは静まる。
ブッダ
今枝由郎訳『ダンマパダ』,p13,2022,株式会社トランスビュー より
白鳥十郎長久を山形城内で誅殺した後に最上軍は谷地城を攻略すべく進軍。
主を失っても谷地城の白鳥軍は最上勢を
一旦山形の中野の近くを流れる須川まで追いやるも、
善戦むなしく谷地城は落城。
白鳥氏も跡絶えた。